6/27 東京庭園美術館へ行ってきました。
土曜日は晴れていたので、どこかに出かけたいと思いネットサーフィンしていると、写真撮影可能な美術館を見つけました。
どうやら丁度展覧会をやっているようで、Leica M5にSummilux 35mm asph FLE.をつけて写真を撮りに行ってきました。
古風な部屋の内装が、モノクロととても相性が良かったです。
アール・デコという1930年くらいまで流行した装飾だそうで、今の日本には無い美しさがありました。
念のためTRI-Xを3本持って行きましたが、2本撮り切りという私としては珍しいフィルム使用量でした。それだけ良い展覧会だったということでしょうか。
私と同じようにカメラを持って写真を撮っている人が多くて、その中にフィルムユーザーは一人もいなかったのが少し寂しかったです。
今回はTRI-XをISO400で撮ったのですが、帰ってきて自家現像するとき、現像液の温度管理を適当にしてしまって、入れる時は20℃にしたのですが、おそらく排出時は22℃くらいになっていたと思います。ネガは総じて濃いものでしたが、デジタルの力で復旧しています。
現行ズミルックスの階調に少し疑問を抱いていたのですが、ばっちり良い階調が出てて、凄く嬉しかったです。もうズマロンに浮気なんかしないかもしれません。
私はこれくらいの階調が好きなのかもしれません。ハイコントラストより少し眠いんじゃないかと思われるくらいが好きです。しかしハイシャドーはしっかり締まってほしい。今回の現像は、雑でしたけど満足いくものでした。
ところが、フィルム乾燥後、カットする前にスキャンしたいが為に急いでしまい、f2.8でスキャンしてしまいました。そのため、粒子がしっかりと写っていません。今度からは気をつけないと。
5ヶ月ぶりくらいに写真を撮ったかもしれません。非常に楽しかったです。
今週末も、どこか撮りに出掛けれれば、と思います。
PS.
美術館に来ていたカップルが、説明パネルの肖像を指差し、
「ねえ、これ、じいじ」
って言っていて凄い孫娘が来ているんだな、と驚きました。